オウガバトルサーガの世界観

古の昔、力こそがすべてであり、鋼の教えと闇を司る魔が支配するゼテギネアと呼ばれる時代があった。


地域と住民

物語の舞台となるのは、ゼテギネア大陸とその周辺の地域である。この世界の主たる住人は我々と同じような人間であるが、その他にフェアリーや有翼人といったデミヒューマン、グリフォンなどの幻獣、ドラゴンなどが住んでいる。

ビーストテイマーとドラゴンテイマーが異なる職業とされていることから考えて、ドラゴンは他の幻獣とは別格であると考えるべきであろう。

また、カオスゲートという異界への扉を通ることにより、天空や魔界との繋がりを持つこともできるようである。

ゼテギネア暦

タクティクスオウガで提示されるゼテギネアで使用されている暦。一ヶ月がおよそ24日で雨季と乾季がある。

神竜の月(1/1〜1/24)

地竜の月(1/25〜2/18)

水竜の月(2/19〜3/13)

影竜の月(3/14〜4/6)

白竜の月(4/07〜5/1)

 

炎竜の月(5/2〜5/25)

風竜の月(5/26〜6/18)

金竜の月(6/19〜7/13)

雷竜の月(7/14〜8/6)

闇竜の月(8/7〜8/30)

海竜の月(8/31〜9/24)

黒竜の月(9/25〜10/28)

双竜の月(10/29〜11/11)

火竜の月(11/12〜12/6)

光竜の月(12/7〜12/31)


オウガバトルの伝説

人間と悪鬼(オウガ)の間に繰り広げられた、大地の覇権を争う闘い。古の昔に起こり、未来に再び起こるであろうことが予言されている。

 古の昔、人間と悪鬼が大地の覇権をめぐって壮烈な死闘を繰り広げていた。人間は天を支配する神を、悪鬼は魔界を支配する悪魔をそれぞれ味方につけて戦いを続けた。しかし、軟弱な人間は悪鬼たちの圧倒的な戦力の前に成す術がなく、多くの人間が殺されて滅亡の寸前まで追いやられたという…。

 そんなとき、天空から舞い降りた3人の騎士と12人の賢者たちは、大地と魔界をつなぐカオスゲートを封印し悪魔の威力を断ち切る事に成功した。またたく間に形成は逆転し、ついには人間が勝利した。こうして人間は大地の覇権を手にし、そして、今日まで続く文明を築いたのである…。

 戦いを終え、三騎士は天空へ戻り、12人の賢者は野に下り、地上人に多くの知識を与えた。しかし不安がなかったわけではない。悪鬼たちが地上を去る際、オウガバトルの再来を予言していたからである。心配する地上人のために、三騎士の一人がいつでも神の威力を得られるようにと一本の聖剣を残した…。

 聖剣の名はブリュンヒルド。この剣を持つ者は神と交信できるといわれており、それは同時に天空や魔界と行き来するために使用されるという。人々は聖剣を崇め、その剣を密かに隠すことにした。来るべきオウガバトルのために…。

「タクティクス・オウガ」ウォーレン・レポートより 『オウガバトルの伝説』

謎の古代文明

人間が文明を築く以前(恐らくは過去のオウガバトルよりも以前の時代であろう)に、古代高等竜人による文明が存在したと言われている。

 まだ人間が文明を持たぬ古代ボルセニア期、ゼテギネア大陸とその周辺に古代高等竜人たちが築いた文明が存在した。今日まで続く魔法文化は彼らが築いたといわれ、その多くは彼らの滅亡と共に失われた。(後略)

「タクティクス・オウガ」ウォーレン・レポートより 『失われた竜言語魔法』